手を取る

何10年も
触ったことすらなかった父の手
おそらく、わたしの記憶の中には
一度もない

それが
歩けなくなってから
たくさん握るようになった

時に手の色をみたり
時に手の温度、確かめたり

先日は爪切り

 こんな距離もいいもんだね

soraai

幸せのキオク / photo by こねぎ

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